用語 (Terminology)
WACZ 1.1.1 の Terminology (日本語訳) で 定義された語は、日本語の文章中でも英単語のまま書きます。docs にもソース コメントにも同じ方針を適用します。
狙いは訳語の統一ではなく、表記ゆれという選択肢自体を無くすことです。
「ウェブアーカイブ」と書くか Web Archive と書くかを毎回判断していると、
同じ文書の中で両方が現れます。
固定する英単語
Section titled “固定する英単語”| 概念 | 文中でも使う(正) | 避ける(訳語・表記ゆれ) | 対象外(同形だが別概念) |
|---|---|---|---|
| ZIP コンテナ | ZIP file(format は ZIP) |
小文字 zip / ZIP ファイル / ZIP アーカイブ |
gzip / 拡張子 .zip .wacz |
| WACZ / WARC | WACZ / WARC |
—(既に英) | — |
| ウェブアーカイブ | Web Archive |
ウェブアーカイブ / 裸の「アーカイブ」 |
WACZ 内の archive/ ディレクトリ |
| ページ | Page |
ページ / ウェブページ |
spec ページ など一般の web ページ |
| メディアタイプ | Media Type |
メディアタイプ / MIME |
HTTP ヘッダ名 Content-Type |
| コレクション | Collection |
コレクション |
— |
| パッケージ | Package |
パッケージ |
npm の package |
| その他 | Context / Wayback Machine / IIPC |
各訳語 | — |
CDXJ は §Terminology の定義語ではありませんが、同じく英語のまま書きます
(下記)。ただしその中身を指す普通名詞は「索引」とします —— 「インデックス」
「index」との三つ巴を避けるためで、indexes/ のようなパス名は別です。
spec が使うが定義していない語
Section titled “spec が使うが定義していない語”上の表は WACZ §Terminology が定義する語です。spec はそこに載せないまま使う語も あり、重みがあるのはこれです。
indexes/ に入る索引の形式です。採取した応答 1 件につき 1 行で、
検索キー(SURT)・14 桁の採取時刻・JSON の 3 つを空白で区切ります。
org,wikimedia,upload)/wikipedia/commons/4/4d/icon_pdf_file.png 20220831121514 {"url": "…", "mime": "image/png", "offset": "5504", "length": "1320", "filename": "rec-….warc.gz"}JSON の filename / offset / length が要点で、「archive/ のどのファイルの
何バイト目から何バイト読めばそのレコードか」を指します。再生器が WACZ 全体を
落とさずに済むのはこれがあるからで、必要な byte range だけ取りに行けます。
SURT(Sort-friendly URI Reordering Transform)は検索キーの形です。
https://upload.wikimedia.org/…/icon.png を
org,wikimedia,upload)/…/icon.png のようにホストを逆順・カンマ区切りに
します。逆順にすると同じドメインの下が辞書順で隣り合うので、索引を二分探索
できます。
索引が壊れると WARC は無傷なのに再生できないという状態になります。 rule 22 個のうち 6 つが CDXJ を見ているのはそのためです。
WACZ 1.1.1 §5.2.2 は「インデックスファイルは CDXJ データを含まなければならず (MUST)、gzip 圧縮されてもよい (MAY)」と定めるだけで、形式そのものは pywb の CDXJ Format を参照しています。
- その語が Terminology の「概念」を指すときだけ英語化します。一般語
(
spec ページ)・別概念(npm パッケージ)・gzipは触りません。 - コード識別子(変数 / 関数 / 型 / rule 名)は対象外です。この方針は prose (docs とコメント)だけに適用します。
- WACZ = “Web Archive Collection Zipped”。WARC データとメタデータを
ZIP fileに まとめたWeb ArchiveのPackageです。
訳語・表記ゆれの混入はレビューで弾きます。とくに明確な訳語(ウェブアーカイブ /
メディアタイプ / ZIP ファイル など)に注意してください。Page / Package は
概念依存(spec ページ / npm パッケージ は正)なので、文脈を見て判断します。